しっかりとした教育を受けるために
景気は回復傾向にありますが、経済の二極化が進んでいるのが現状ではないでしょうか。昔に比べると貧困世帯の割合が増えていますし、それが教育の格差に繋がってしまっています。高校退学者の数が右肩上がりで増えていますし、意に反する退学を決意する若者が増えています。学歴が全てではありませんが、知識と教養は選択肢を増やす材料になります。高校も大学も、しっかりと卒業することで分かることがたくさんあるのではないでしょうか。
教育を語る上でキーになるのが、学校の先生の質ではないでしょうか。採用倍率が落ちていることで、優秀な人材の確保が困難になっています。様々な方法でリクルート活動がなされていますが、景気の回復と共に民間企業に流れてしまっているようです。少し前の教育現場には、熱血先生が多く在籍していました。確固たる理念を持っていて、生徒とは強い信頼関係で結ばれていました。時代の変化かも知れませんが、そんな熱血先生の不在が、現場が荒んだ要因ではないでしょうか。